石動く Moving Stones, 京都府

石動く: オダマキノキ カジノキ 白峯神宮 京都市 京都府

京都市上京区 白峯(しろみね)神宮。
002

オダマキの木。
003
004

蹴鞠の碑。
006
007

地主社。ボールが転がっている・・・
008

蹴鞠の庭。
016

水の神 潜龍社。
011

カジノキ。

「古代から、神に捧げる神木として尊ばれ、七夕祭に「歌」を葉に直接ヘラなどで書きお供えしました。

これは、現在では七夕はササに飾りをつけますが、昔は、梶の葉や枝が用いられたのです。そのために梶の木は、神社の境内などに多く生えられ、主として神事に用い供え物の敷物等に使われました。

特に、宮中での七夕飾りや冷泉家に伝わる「乞巧奠」(陰暦7月7日の七夕儀式)には、牽牛、織女の二星(たなばた)に、種々の供物をし、蹴鞠雅楽和歌などを手向けて、その技が巧みになるようにと祈ります。そのときの「星の座」は、庭に設けられた祭壇で、机の周囲に九本の燭台を廻らし、うしろに二本の笹の間に梶の葉と糸をつるした緒を張り、机上には、星に貸すため、琴、琵琶などの楽器を置き、お供えは「うり・なすび・もも・なし・からのさかずき・ささげ・らんかず・むしあわび・たい」を梶の葉にのせ、机の前には、五色の布、糸や、秋の七草も手向けられます。最前列に水を張り、梶を一葉浮かべた角盥(つのだらい)を置いてこの水に二星を映して見るわけです。」(参照:「白峰神宮HP」http://shiraminejingu.or.jp/keidai/reiboku/kajinoki/

010

 

「七夕の儀式のときに 梶を一葉浮かべた角盥(つのだらい)の水に
牽牛、織女の二星を映して見る」

有限なたらいの水の中に 無限の宇宙がある

たらいをのぞき込んで 発見し 確認するものは