鶴嶺八幡宮の長い参道。
太鼓橋。
女護が石。
大銀杏。
がん封じ石。
厄割石。
正岡子規は 34年の生涯だった その晩年
脊椎カリエスにかかり 寝たきりになる
子規の背中には、膿の出る穴があいていた
痛みのなかで生き
ひとつの悟りを得る
「平気で死ぬよりも
平気で生きることの方が難しい」 と。
そして 子規は 死ぬまでの日々を
平気で生きた
激痛に 過去の苦しい記憶が呼び覚まされ
未来に投影され不安が襲うとき
子規は 過去や未来を捨てて
その「今」の苦しさだけに生きた
そして 自分の身体を抜け出して
自分のことを「痰のつまりし 仏かな」と
ユーモラスに読んだりした
コメントを投稿するにはログインしてください。