石動く Moving Stones, 神奈川県

石動く: 茅ヶ崎 散策 1 女護が石 がん封じ石 厄割石 鶴嶺八幡宮 茅ヶ崎市 神奈川県

鶴嶺八幡宮の長い参道。
134

太鼓橋。
132

女護が石。
138
139

大銀杏。
143

がん封じ石。
148

厄割石。
150
154

正岡子規は 34年の生涯だった その晩年

脊椎カリエスにかかり 寝たきりになる

子規の背中には、膿の出る穴があいていた

痛みのなかで生き

ひとつの悟りを得る

「平気で死ぬよりも

 平気で生きることの方が難しい」 と。

そして 子規は 死ぬまでの日々を

平気で生きた

激痛に 過去の苦しい記憶が呼び覚まされ

未来に投影され不安が襲うとき

子規は 過去や未来を捨てて

その「今」の苦しさだけに生きた

そして 自分の身体を抜け出して

自分のことを「痰のつまりし 仏かな」と

ユーモラスに読んだりした